
農林水産省が12月27日発表した2024年産米の11月末時点の農産物検査結果は、1等米比率が76・1%で平年並みを維持した。同時に発表した23年産米の24年10月末時点の1等米比率は60・9%で確定し、現行制度になって以降で最低となった。
本県の24年産の1等米比率は11月末時点で77・5%となり、10月末時点より0・4ポイント下がった。23年産の1等米比率は14・0%で確定し、北陸農政局によると検査が完全に民営化された06年以降で最低だった。
23年産米は猛暑や渇水の影響で色が白く濁るなどの高温障害が発生し、品質が低下。市場に出回る量が減り、24年夏にコメの品薄の要因となった。
24年産米...
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