
県民投票条例制定を求める署名が14万筆以上集まったと報告した市民団体の会見=1月7日、新潟県庁
市民団体「柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。再稼働の是非を県民投票で決める会」は1月7日、新潟県庁で記者会見を開き、県民投票条例制定に向け2024年10月末から2カ月間行ってきた署名活動で14万1092筆が集まったと報告した。条例制定を新潟県の花角英世知事に直接請求するために必要な有効署名約3万6千筆以上(県内有権者数の50分の1以上)を超えるのは確実とみられる。決める会は3月中旬にも花角知事に直接請求する方針だ。
2024年11月以降に首長選があり、...
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