楽々の工場で育つヒラタケ=燕市
楽々の工場で育つヒラタケ=燕市

 キノコを発生させる菌床の製造装置を開発したバイオベンチャー楽々(らら)(東京)は、新潟県燕市の工場で生産したヒラタケの販売を始めた。工場は有機JAS認証を取得しており、有機栽培のキノコとして健康志向の消費者の需要取り込みを目指す。

 楽々の菌床製造装置「マッシュファメンタシステム」は、独自のプログラムで食用油かすなど食品由来の原料を発酵させ、キノコ生育の土台となる菌床を作る。1個の菌床からは約2キロのキノコを育てられる。

 2019年に燕市の工場約3300平方メートルの一部を借りて製造に着手した。現在は自社製の菌床を並べて栽培し、かさの大きさが6〜8センチになったものを出荷している。

 ウオロク(...

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