
シェアオフィス「キネス天王」を拠点とする産学官連携で開発した高機能キノコ=新発田市島潟
新発田市が運営するシェアオフィス「キネス天王」(天王)に入居する大学や企業が連携し、カリウム含有量を大幅に減らしたキノコを開発した。未利用バイオマス資源のビールかすを活用。カリウム摂取量に制限のある慢性腎臓病(CKD)患者向けに需要を見込み、2026年に市内で実証栽培に乗り出す。
キネス天王に拠点を持つ長岡技術科学大(長岡市)と、システム開発のアイビーシステム(新潟市北区)に加え、鹿児島工業高等専門学校(鹿児島県霧島市)、菊水酒造(新発田市島潟)などが協力した。
キノコは通常、おがくずに、カリウムを多く含む米ぬかなどを混ぜた培地で栽培するが、...
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