
新潟県の26年産主食用米の目標生産量を決めた県農業再生協議会=25日、新潟市中央区
2026年の新潟県産主食用米の目標生産量が25日、56万2千トンに決まった。25年産実績(見込み)から2万7千トン減らすが、目標生産量ベースでは25年とほぼ変わらない。一方、価格の高止まりで25年産の販売が鈍化しているという指摘がある。26年産が豊作となり、25年産の販売が進まぬまま新米が市場に供給されれば、再び生産者米価が下落する可能性がある。
先月末、農林水産省は26年産の国内生産量目安を711万トンと示した。25年産実績748万トンの95%に抑え、石破前政権の増産方針を事実上撤回した。県の26年産の目標生産量も、国と同じ25年産実績の95%に設定された。
25日の県農業再生協議会終了後、...
残り765文字(全文:1113文字)











