
水田で餌を探すトキの群れ=佐渡市
人事院は2月25日、2024年度の人事院総裁賞を、トキの野生復帰を実現して生物多様性に大きく貢献した環境省の佐渡自然保護官事務所など3グループと1人に贈った。新潟県から受賞するのは36年ぶり2回目。授与式は同日、東京都内で行われた。
人事院総裁賞は1988年度に創設され、行政サービスや国民生活の向上に顕著な功績を挙げた国家公務員や職域を人事院が毎年表彰している。新潟県では88年度に、現在の国土交通省湯沢維持・雪害対策出張所が受賞している。
佐渡自然保護官事務所は、島内のトキの推測生息個体数が500羽を超えるなど、安定的に生息する状況を実現。地域住民の理解促進や繁殖、放鳥に継続的に取り組み、日...
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