東京電力新潟本社の代表就任に向け抱負を語る柿澤幸彦東電本社原子力・立地本部副本部長(右)と、橘田昌哉・現新潟本社代表=3月21日、新潟市中央区
東京電力新潟本社の代表就任に向け抱負を語る柿澤幸彦東電本社原子力・立地本部副本部長(右)と、橘田昌哉・現新潟本社代表=3月21日、新潟市中央区

 4月1日付で東京電力新潟本社代表に就く柿澤幸彦東電本社原子力・立地本部副本部長(55)が3月21日、新潟市中央区で会見し、柏崎刈羽原発の再稼働に向けた理解を求める活動を「より一層強化していく」と抱負を語った。

 柿澤氏は2011年の福島第1原発事故の損害賠償業務に携わった。15〜19年に新潟本社で企画総務部長を務め、22年から現職。

 柏崎刈羽原発について、電力の安定供給などのため「早期の再稼働が必要だ」とした上で「地元の理解があって初めて実現する」との認識を示した。当面、原発視察を積極的に受け入れるなど「理解活動をより一段と進める」とした。

 地元理解を巡っては、自民党県連などから再稼働による経...

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