6、7号機の中央制御室を視察する経済同友会の新浪剛史代表幹事=22日、東京電力柏崎刈羽原発
6、7号機の中央制御室を視察する経済同友会の新浪剛史代表幹事=22日、東京電力柏崎刈羽原発

 経済同友会の新浪剛史代表幹事は3月22日、新潟県柏崎市の東京電力柏崎刈羽原発を訪れ、政府と東電が再稼働を目指す6、7号機の安全対策を視察した。新浪氏は視察後に「高いレベルの安全性を確保している。再稼働できないと日本の原子力は暗雲が立ちこめる」と述べ、再稼働の必要性を強調した。

 経済同友会の代表幹事が柏崎刈羽原発を視察するのは2015年1月以来、10年ぶり。同友会は東電福島第1原発事故後に「縮・原発」を提唱していたが、脱炭素の重要性が高まったことなどを踏まえ、23年に「活・原子力」に転換した。

 新浪氏は6、7号機の中央制御室や防潮堤などを見て回り、東電の担当者から運転員の育成や緊急時の対応など...

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