
柏崎刈羽原発
東京電力は29日、柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は主に関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に、6号機は2025年に全ての審査に「合格」した。7号機は2024年6月に技術的には再稼働できる状況が整った。7号機の使用済み燃料貯蔵プールの監視カメラ映像が28日夜に表示されなくなり、およそ半日後の29日午前に正常化したと発表した。東電は一時、原発の安全管理ルールを記した保安規定で定める「運転上の制限」を逸脱したと発表したが、「逸脱には当たらない」と訂正するなど混乱した。
東電によると、28日午後10時半前、運転員が監視カメラの動作確認をした際、中央制御室のモニターに映像が表示されないことに気付いた。
29日午前10時半ごろ、カメラ映像を表示する画面の入力信号を切り替えたところ、正常に表示された。監視カメラ自体に故障はなく、何らかの理由で...
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