杉山金属が開発した冷凍羽根付きギョーザ専用のフライパン
杉山金属が開発した冷凍羽根付きギョーザ専用のフライパン

 調理器具製造の杉山金属(燕市)は、味の素冷凍食品(東京)とコラボし、冷凍羽根付きギョーザ専用のフライパンを開発した。羽根のパリッとした食感や見栄えを考慮して直径や深さを調整。皿に盛り付けやすい形状に仕上げた。

 味の素冷凍食品は、使用されたフライパンを全国の消費者から募り、ギョーザの皮が焦げ付く原因を探る企画を実施。3千個以上のフライパンを集めた。

 味の素冷凍食品は、金属加工を手がける杉山金属にフライパン作りを提案。素材には、使用済みのフライパンを溶かして再資源化したアルミニウムが使われた。

 杉山金属は、1袋12個の冷凍ギョーザ調理を想定して開発に着手した。加熱した際に羽根が欠けにくいサイズを模索し、直径約22センチ、深さ約3・5センチとした。盛り付けのしやすさも考慮し、皿を乗せて返しやすいよう、本体と取っ手を平らにした。

杉山金属が開発した冷凍羽根付きギョーザ専用のフライパン

 杉山金属の杉山正隆社長は「資源の再利用につなげながら、使いやすさに特化した商品を作ることができた」と話している。

 5280円(税込み)。杉山金属が手がけるブランド「燕三条キッチン研究所」のサイトで販売...

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