
人気商品「つくし石鹸」に使うツクシを収穫する田邉愛美さん=柏崎市高柳町山中
柏崎市高柳町山中で自生するツクシの胞子を使った「つくし石鹸(せっけん)」が、人気を集めている。材料の珍しさや特許取得が追い風となり、開発した「Ambition(アンビシャン)」(高柳町岡野町)の主力商品になった。代表の田邉愛美さん(49)は「商品を通じて高柳を発信し、過疎のまちに経済循環を生み出したい」と意気込んでいる。
アンビシャンは、高柳町岡野町出身の田邉さんが、生まれ育った場所を盛り上げたいとの思いから2021年に立ち上げた。母の出身地である高柳町山中の野草にこだわり、収穫したツクシ、ヨモギ、スギナなどを加工し、茶葉や石けんを販売している。
つくし石鹸を開発したきっかけは、友人に頼まれ...
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