
原発の再稼働問題について意見を交わした市民団体の集会=8日、新潟市中央区
脱原発を目指す市民団体が8日、新潟市中央区で東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題を考える集会を開いた。北陸電力志賀原発(石川県志賀町)の運転差し止めを求める訴訟の原告団長や、東電福島第1原発事故の被害者団体のメンバーらがそれぞれ実情を交えながら、「再稼働を進める国の姿勢はあり得ない」などと訴えた。
主催した市民団体は「新潟の新しい未来を考える会」(片桐奈保美会長)。約160人が参加した。
志賀原発訴訟の原告団長、北野進さん(65)は、能登半島地震で避難計画が破綻していることが明らかになったと主張。「地震と原発事故が重なったら、逃げようがない。原発問題の本質は被ばくであり、政府は原発事故による被ば...
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