原発再稼働問題を考える活動を継続していくことを決めた市民団体の集会＝長岡市幸町２
東京電力柏崎刈羽原発柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。１号機から７号機まで七つの原子炉がある。最も古い１号機は、１９８５年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約８２１万キロワット。発電された電気は主に関東方面に送られる。２０１２年３月に６号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。７号機は２０２０年に、６号機は２０２５年に全ての審査に「合格」した。７号機は２０２４年６月に技術的には再稼働できる状況が整った。の再稼働東京電力福島第１原発事故を受け、国は原発の新規制基準をつくり、原子力規制委員会が原発の重大事故対策などを審査する。基準に適合していれば合格証に当たる審査書を決定し、再稼働の条件が整う。法律上の根拠はないが、地元の自治体の同意も再稼働に必要とされる。新潟県、柏崎市、刈羽村は県と立地２市村が「同意」する地元の範囲だとしている。の是非を問う県民投票条例の制定に向け、署名活動をした市民団体「県民投票で決める会・長岡実行委員会」が２３日、長岡市幸町２の「さいわいプラザ」で集会を開いた。県議会で条例案は否決されたが、今後も再稼働問題に対する県民の思いを県などに伝えていくことが重要だとして、会の名前を変えて活動を続けることを決めた。
条例案の署名活動は、昨年１０月下旬から県内各地で行い、有効署名は法定数を大幅に上回る１４万３１９６筆に上った。長岡市内では１万９０５６筆が集まった。
集会には約５０人が出席し「原発再稼働を考える会・長岡」を立ち上げることを決めた。再稼働の是非を巡って県民の意見を...
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