
生成AIを活用した酒造りについて語る津南醸造の鈴木健吾社長=津南町
日本酒の酒蔵数が89と全国最多の新潟県は「淡麗辛口」の酒どころとして全国に名をはせる。健康志向の高まりや高齢化という時代の流れを受け、アルコール消費量は減少傾向にある。そうした中、伝統的酒造りが国内外で注目され、造りや味わい、売り方、楽しみ方などの面で新たな動きが出てきた。重点企画「NEXTコンテンツ潮流」第2シリーズでは、新市場を醸そうとする挑戦を追う。(7回続きの2)
職人の技が支えてきた「伝統的酒造り」にもデジタル化が浸透し始めた。津南町の津南醸造は生成AI(人工知能)を組み込んだ「スマート醸造」を掲げ、製品を生み出している。
「生成AIを活用するとどこをどう変えたらどんな酒になるのかを...
残り1496文字(全文:1797文字)