
さんしん地域経済研究所(三条信用金庫)は5月の三条・燕地区産業経済動向をまとめた。価格転嫁の効果から地場産業は回復基調が見られた。しかし全体的な受注量は不足し、価格競争が起きて収益性確保に苦慮している。人手不足、働き方改革による流通の遅延もあり、製造過程の維持が難しい。内製化を検討する企業が増えている。米関税の直接的な影響は見られない。
金物卸はネット販売が順調で季節物や農業に動きがあったものの、住宅着工件数が少ないなど、全体的に伸び悩んでいる。金属加工はトラック部品、産業用は安定しているが、建機、農機は低調。利器工匠具は輸出が好調。プラスチック製品は全体としてマイナスだった。
金型は自動車...
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