越後流酒造技術選手権大会で最高賞に輝いた津南醸造の「つなん」と杜氏の滝沢昌哉さん=津南町
越後流酒造技術選手権大会で最高賞に輝いた津南醸造の「つなん」と杜氏の滝沢昌哉さん=津南町

 高級酒造りの技術を競う「越後流酒造技術選手権大会」(新潟県酒造組合、新潟酒造技術研究会主催)で、津南醸造(津南町)の純米大吟醸「つなん」が最高賞の県知事賞に輝いた。津南醸造の受賞は2013年以来。杜氏(とうじ)の滝沢昌哉さん(52)は「地元産米と水の質の良さ、蔵人のチームワークでいい酒を造ることができた」と喜んでいる。

 大会は吟醸酒や純米吟醸酒などを対象に酒質を審査。今回は新潟県の酒造技術を受け継ぐ県内外の56の蔵から155点が出品された。

 「つなん」は地元酒米「五百万石」と蔵近くの湧き水を使っている。近年の猛暑によるコメの出来具合を考慮し、水の吸わせ方を工夫するなどした結果、「きれいな、す...

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