東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非に関する公聴会に参加した公述人の有志が22日、公聴会の意見を独自に取りまとめ、県庁で会見した。計87人が発言し、福島第1原発事故に触れた人が最も多かったとした。

 公聴会は花角英世知事が再稼働の是非を判断する上で、県民の受け止めを見極める材料の一つとして計5回開催された。

 有志は再稼働に反対の立場で公聴会に参加した13人。公聴会の議事概要から発言を調べ「避難計画の具体化と実効性」「電力の安定供給」など40項目に分類。どの項目に関する発言が多いかを集計した。

 最多は「福島原発事故の教訓を生かすこと(被害の収拾ができていないこと)」で60人。「再稼働は安全対策が前...

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