高野酒造の創業当時から稼働する「明治蔵」。現在は酒の貯蔵に使われている=新潟市西区木山
高野酒造の創業当時から稼働する「明治蔵」。現在は酒の貯蔵に使われている=新潟市西区木山

 人々がいにしえから行き交ってきた旧北国街道。その道沿いに、白壁と黒い板張りとの対比が印象的な蔵が鎮座する。高野酒造(新潟市西区)が1899(明治32)年の創業当時から使う「明治蔵」だ。

 この蔵に象徴される長い歴史の中で、高野酒造は時代に合わせて酒の造り方や売り方を変化させてきた。日本酒離れが進む近年は「脱酒蔵」を掲げ、酒の製造・販売に依存しない生存戦略を模索している。

 高野酒造の敷地内には、3階建ての近代的な酒蔵もある。現在の製造拠点として2000年から稼働しており、4人が従事する。

 社長の髙野英之さん(54)によると、以前は...

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