1972年に日本初の缶入り生原酒を発売し、日本酒の新たな市場を切り開いた菊水酒造(新発田市島潟)。日本酒の国内需要が細る中、発酵文化の奥深さを伝える施設の整備に積極投資する。学びや体験を提供する「エンターテインメント蔵元」に変革し、顧客層拡大を目指す。
1881年に新発田市中倉で創業し、1969年に現在の場所に移転した。日本酒の国内出荷量が最盛期を迎えた70年代前半、アルミ缶入りの生原酒「ふなぐち菊水一番しぼり」(現・菊水ふなぐち)を市場投入。レジャーなどで楽しめる手軽さが受け、累計販売3億本を超えるロングセラーとなっている。
国内では80年代以降、ウイスキーやビール、焼酎、ワインとブームが変遷。農林水産省によると、...
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