竹田酒造店の商品棚=上越市大潟区
幕末に産声を上げ、今年創業160年を迎えた。「かたふね」で知られる竹田酒造店(上越市大潟区)は海岸線にほど近い、砂丘地に蔵を構える。新潟県の日本酒の代名詞的な淡麗辛口と一線を画し、ふくよかな味わいの「旨口(うまくち)」にこだわり続けている。
代々一族で受け継いできた旨口の特色について、10代目蔵元の竹田春毅さん(41)は、甘みと酸味のバランスを挙げる。「米の甘み、うまみだけじゃなく、飲んだ後にすっと切れる。初代から一貫したうちの強みであり、生命線」と力を込める。
竹田酒造店の外観=上越市大潟区
1980年代から90年代にかけて、...
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