柏崎刈羽原発6号機

 東京電力は柏崎刈羽原発6号機を再稼働し、4月16日にも営業運転に移行する。東電福島第1原発事故から15年を経て、県民の安全を委ねられる組織に変わったのか。長く原発取材に携わり、東電の組織や福島原発事故に関する論文、著書が多くある元朝日新聞編集委員で上智大の奥山俊宏教授(59)=コミュニケーション論=に、事故後15年の東電について聞いた。(論説編集委員・仲屋淳)

◎おくやま・としひろ 1966年、岡山県生まれ。東大工学部原子力工学科卒。89年、朝日新聞社入社。水戸支局、福島支局、東京社会部などを経て、2013年に編集委員。22年4月から現職。「秘密解除ロッキード事件 田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか」(岩波書店)で17年度の司馬遼太郎賞、パナマ文書の調査報道などで18年度の日本記者クラブ賞を受賞。26年3月、「福島事故前の東京電力における役職員個々の津波リスク認知」で日本原子力学会賞(論文賞)。公益通報制度にも詳しい。「ルポ東京電力原発危機1カ月」(朝日新書)など著書多数。

 -東電は柏崎刈羽原発を再稼働しました。事故後に東電は変わりましたか。

 「東電は2013年に...

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