東京電力柏崎刈羽原発6号機が16日、14年1カ月ぶりに営業運転へ移行した。電力供給エリアの東京は原発の恩恵を直接受けることになる。2011年の東電福島第1原発事故で故郷を奪われた人、本県出身者も都内に多くいる。原発事故を起こした当事者から送られる電気を使うことに、それぞれが複雑な思いも抱いている。

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