朝練でアップダウンのあるコースを走る青山学院大陸上競技部の選手。併走する車から原晋監督が動きをチェックした=妙高市杉野沢(上越支社・永井隆司撮影)

 駅伝を見るのが好きだ。元日は全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)、続く2日、3日は東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)と三が日はテレビにくぎ付けだ。抜きつ抜かれつのデッドヒート、力を尽くしてたすきをつなぐ感動的な姿など駅伝の魅力は尽きない。

 大学生の時、箱根駅伝5区のコースになっている上り坂を5キロだけ走ってみた。選手たちのタイムには遠く及ばず1週間の筋肉痛に見舞われた。以来、駅伝選手に畏敬の念を抱いている。

 青山学院大や明治大、早稲田大、創価大…。妙高市の妙高高原地区には毎年多くの駅伝チームが訪れる。箱根で活躍した有力選手も当然いる。取材しながら「あのスピードに付ける選手はいないな」「こ...

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