飼育するウサギを抱っこする浜浦小の児童。優しくなでる姿に心が温まる=新潟市中央区(写真映像部・渡辺隼人撮影)

 今年は卯(う)年。ぴょんぴょん跳ねるウサギのように、飛躍できるかは自分の努力次第だ。新年を迎え、気持ちを新たにしている。

 ウサギと言えば、小学校低学年の頃にクラスで飼ったことが印象深い。3匹いて、自宅で飼っていた同級生が連れてきたらしい。昼休みになると散歩をさせようと、みんなでグラウンドに連れ出した。私は動物に慣れていなかったので、友達が抱っこしているウサギをなでていた気がする。

 取材で訪れた新潟市中央区の浜浦小学校で、校舎内のケージにいるウサギを見かけ、30年前の記憶がよみがえった。いまだに小学校で動物を飼っていることに驚いたが、生活科などで動物の授業をしているという。

 学校飼育動物の歴史...

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