2018年7月から中国遼寧省大連に赴任しています。海外も単身赴任も初めてでしたが、生活に慣れてくると休日の過ごし方が課題になってきました。

 買い物に出掛ける以外はテレビを見ながら家でゴロゴロ。そんな生活を変えようと、昨年9月から大連の草野球チームに入りました。

 中国ではサッカー、バスケットボール、バドミントン、卓球などが人気のようですが、はっきり言って野球はマイナーなスポーツです。

 ここ大連は日本人が多く、野球好きで休日を持て余した駐在員が中心となり「大連野球連盟」を結成しました。03年の発足時は4チームだったリーグ戦も現在は10チーム、会員は300人を超えているそうです。

 リーグは日本人チームの他に、中国人チーム、欧米人チーム、各国混成チームとバラエティーに富んでおり、野球を通じて国際交流を行っています。中には女性(ソフトボール経験者)や小学生もおり一緒に楽しくプレーしています。

 私が所属するチーム「走攻守」は中国人との混成で39~66歳の中年チームです。4月に始まったリーグ戦は9月で終わり、わがチームは3勝6敗、10チーム中6位という結果でした。

 試合の後は、必ず打ち上げ(祝勝会または反省会)を開きます。野球談議を中心に、いろいろな業種の方々と親交を深めております。

草野球の試合の打ち上げで盛り上がる仲間たち

 野球シーズンが終わると、これから寒く長い冬がやってきます。冬は冬で休日の過ごし方が課題となります。来年の春が今から待ち遠しいですね。


井上 和幸さん(上越市出身)
 (井上さんは1972年生まれ。家庭用ガス栓のメーカー、光陽産業の大連にある現地法人の総経理です)