世界有数の都市ニューヨーク(NY)。ビジネス街として栄えている一方で、スポーツ、芸術、音楽とさまざまな顔を持つ街でもあります。若干無謀ながら私の故郷新潟県とNYの共通点を探そうと思います。
真っ先に思いつく共通点は、「厳冬」です。NYでは雪が積もり、マイナス10度を超える日も多いです。冬はスケートリンクが数多く開設され、どのリンクも多くのニューヨーカーであふれていています。冬はスキーを楽しむ新潟県民と似ているかもしれません。このようにNYは新潟県民のように寒さに耐え、楽しむことで発展してきた街です。
続いて思いつくのは、スポーツです。マンハッタンには至る所にスポーツバーがあり、ヤンキース、メッツなどのMLBやNBA、アメフトも大人気です。私自身、草野球チームで汗を流したり、スポーツ観戦を楽しんだりしています。全米オープンテニスでは錦織圭選手、大坂なおみ選手の試合で日本人が集まり応援に熱が入りました。
新潟県でも、サッカー、野球、バスケットボールのプロチームがあり、大変盛り上がっていると聞きます。都市が活気づくためには、スポーツが発展していることは大切だと思われます。
新潟県といえばおいしい食事。まさに「風景さえおいしいうるおいの新潟」です。対してNYはというと、物価は高いですが世界中の食べ物が集まっている街でもあります。NYの名物といえばステーキ。日本では村上牛など、霜降りがきれいな肉が好まれると思います。NYのステーキハウスでは、ドライエイジという乾燥熟成肉を使用します。ジューシーながら脂っぽさがなく、いくらでも食べられます。日本にも出店しているウルフギャングに食事に行った際、社長にお会いすることもできました。こういった出会いが近くにあるのもNYのよさかと思います。

冬の厳しさがある一方で、スポーツや食事などの娯楽も多いNY。共通点がある新潟県も、世界有数都市に比肩するポテンシャルがあるのかもしれません。
青柳 元訓さん(長岡市出身)
(青柳さんは1983年生まれ。金融機関でドル調達の仕事をしています)