
津波で押し流された冬季休業中の海の家。波の勢いで破壊されている=1月2日午前11時ごろ、上越市の直江津海水浴場
新潟県上越市の地震災害対策本部は1月2日、市内で震度5強を観測した能登半島地震による被害状況をまとめた。午後3時現在、軽傷5人のほか、一部損壊は住家66件、公共施設20件、文教施設26件だった。
上越市茶屋ケ原の国道8号では土砂崩れが発生し、2日朝から新潟県警のヘリとドローンで捜索したが、土砂に巻き込まれた車両などは確認されていない。正午現在、通行止め解除の見通しは立っていない。県道と市道の損壊は計12件。頸城区と清里区で断水したが、2日に解消する見込みだ。
上越市は指定避難所と福祉避難所の計130施設を開設した。1月1日午後6時半時点で4千人が避難した。2日午後2時現在、市総合体育館を除いて全て閉鎖した。
妙高市によると、1月2日午前11時現在、建物の一部損壊が6棟だった。
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◆上越市の直江津海水浴場で津波被害 海の家や資材置き場が押し流される...
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