能登半島地震を受け、新潟県は1月4日午後3時から県庁で6回目の対策本部会議を開き、3日時点と比べて新たに上越、見附の両市でそれぞれ1人ずつ重傷者が確認されたと発表した。これまでに確認された負傷者も含めて人的被害は計34人となった。住宅被害は新潟市や上越市などで新たな被害が判明し、3日時点より104棟増え、県内で計524棟に上っている。
新潟県災害対策本部が1月4日午後1時時点でまとめた被害状況によると、県内の人的被害は重傷者3人、軽傷者31人。重傷者の内訳は見附市2人、上越市1人。軽傷者は新潟市14人、上越市5人などとなっている。
住宅被害は1月3日時点と比べて、新たに一部損壊が計104棟増えた。内訳は新潟市が37棟増の計138棟、上越市が37棟増の計103棟、佐渡市が23棟増の25棟などとなっている。ただ、新潟市を中心に被害状況の調査が終わっていないことから、今後も被害は増える見通し。
上越市茶屋ケ原で起きた土砂災害で通行止めになっている国道8号について、国土交通省北陸地方整備局は崩れた土砂の推定量1万6千立方メートルのうち、400立方メートルの撤去が終了したと明らかにした。通行止め解除の見通しは立っていない。
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