多くの来場者が見入った、玉川堂の職人による実演(レッド・ドット・デザインミュージアム提供)
多くの来場者が見入った、玉川堂の職人による実演(レッド・ドット・デザインミュージアム提供)

 新潟県の燕三条地域の刃物や金属製品の魅力を伝える特別展が、ドイツのデザインミュージアムで、3カ月間にわたって開催された。燕三条地域で生まれた製品の機能性と美しさ、ものづくりの現場の空気感をアピール。現地を訪れた関係者らは、異国での高評価に手仕事への自信を深めている。

 特別展は、ドイツ北西部にあるレッド・ドット・デザインミュージアムで、2023年10月下旬〜ことし1月下旬に開かれた。

 燕三条地域では、ものづくり現場を体感する「燕三条 工場(こうば)の祭典」が13年にスタート。21年はウイルス禍で従来の工場開放スタイルを見送り、「燕三条 ファクトリーミュージアム」と銘打って、廃工場を会場に企画展...

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