
鳥インフルエンザ対策として設置されたトキの隔離施設について説明する篠﨑さえか首席自然保護官=3月7日、佐渡市新穂正明寺
飼育下のトキに鳥インフルエンザの感染が広がる事態を防ぐため、新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターは3月7日、同市新穂正明寺の野生復帰ステーションに隔離施設を設置した。島内で感染が確認された際などに用いて、トキを守る。
施設は幅7・8メートル、奥行き2・3メートル、高さ2・8メートルで、最大3羽を収容できる。野生復帰ステーションの駐車場に設置した。病院などで使われる隔離施設を製造する東京の建設会社から購入した。
野生復帰ステーションで鳥インフルエンザへの感染が確認された場合には、感染した個体をこの施設に収容して拡大を防ぐ。また島内で感染が確認された場合には、遺伝的多様性を考慮して中国から提供され...
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