
赤く色づいた越後姫を摘み取る飯田裕樹さん=3月21日、刈羽村刈羽
新潟県産ブランドのイチゴ「越後姫」の出荷が柏崎刈羽地域で最盛期を迎えている。刈羽村の「ピーチビレッジファーム」のビニールハウスでは3月21日朝、生産者が赤く熟した大粒のイチゴを一つ一つ摘み取った。取れたてのイチゴは鮮度を保つため予冷した上で出荷し、県内のスーパーなどの店頭に並ぶ。
越後姫は、気温が低く、日照時間が少ない新潟県の冬でも栽培できるイチゴとして、県園芸研究センター(聖籠町)が1996年に開発した。なめらかな果肉感と芳醇(ほうじゅん)な香りが特長だ。雪国の気象条件の下で、養分を蓄えながらじっくり熟すため、大粒で酸味の少ない味わいに仕上がるという。
JAえちご中越管内の柏崎・刈羽地域で...
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