定例記者会見をする柏崎刈羽原発の稲垣武之所長=4月25日、柏崎刈羽原発
定例記者会見をする柏崎刈羽原発の稲垣武之所長=4月25日、柏崎刈羽原発

 新潟県の東京電力柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は4月25日の定例記者会見で、新潟県が24日に発表した立地に伴う県全体の経済効果の調査結果について「試算の中身や具体的にどう求めたのか全く知らない」とし、評価を避けた。

 調査は、柏崎刈羽原発再稼働の是非を議論する材料とするため、新潟県が独自に実施した。稲垣所長は詳細を把握していないとし「結果についてどう思うか、われわれとしてはコメントできない」と述べた。

 地元企業との連携については「関連設備について、地元企業から協力してもらっているが、今後より主要な設備に近いところに入ってもらうことも考えたい。調達の領域の拡大は十分あり得る」と語った。

 東電は201...

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