新潟県産枝豆で最も早く収穫され、鮮度を保つため枝付きの状態で流通する「弥彦むすめ」の出荷が、産地の新潟県弥彦村で最盛期を迎えている。5月20日は、新鮮なうちに送り出そうと、地元農家が朝から収穫や選別の作業に精を出していた。

 弥彦むすめは、弥彦村特産のブランド枝豆で、さっぱりとした甘みと爽やかな香りを持つ極わせ品種だ。村内では今季、22軒の農家が3・6ヘクタールで栽培。5月5日に出荷が始まり、6月中旬までの期間中に21トンほどの収量を見込む。

 弥彦村井田の農家、吉野彰さん(46)は5月20日の作業で、畑のビニール製トンネルの中で育てた枝豆を収穫。葉と枝を傷めないように丁寧に根っこごと抜いた後、...

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