使用済み核燃料原発で一度使用した燃料。原発の燃料は原料であるウラン鉱石を加工し、焼き固めた「ペレット」と呼ばれるものの集合体で、使用後も見た目や形は使用前と変わらない。使用済み核燃料の中にはウランやプルトニウムなどのまだ燃料として使える資源が95~97%残っているとされる。中間貯蔵施設原発から出た使用済み核燃料を再処理するまで一時的に貯蔵する施設。金属製容器に入れた燃料を自然冷却する。日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)が完成しないため、全国各地の原発では燃料の保管場所確保が課題となっている。電力各社は敷地内などに貯蔵施設の整備を進めており、青森県むつ市の施設は、東京電力と日本原子力発電の燃料のみを受け入れる。既に完成している1棟目の建屋に3千トン、増設予定の2棟目に2千トンを、最長50年間保管する計画。(青森県むつ市)を運営するリサイクル燃料貯蔵(RFS)は10月4日、操業開始を10月31日から11月20日に延期すると発表した。9月26日に初搬入となる東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。の燃料69体を受け入れたが、正式操業前に行うRFSの検査が遅れているため。原子力規制委員会に10月4日付で計画変更を届け出た。

 RFSは...

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