再稼働直後に発生した女川原発2号機の機器のトラブルについて、記者の質問に答える東北電力の担当者=11日午後、仙台市
再稼働直後に発生した女川原発2号機の機器のトラブルについて、記者の質問に答える東北電力の担当者=11日午後、仙台市

 東北電力は11月11日、再稼働直後に発生した女川原発東北電力が運営する原発。宮城県の女川町と石巻市にまたがり建っている。1~3号機まであるが、1号機は2018年12月に運転を終了した。いずれも沸騰水型。1号機は1984年に営業運転を始め、最新の3号機は2002年1月から営業運転している。2・3号機の出力は82・5万キロワット。東京電力福島第1原発事故後に定められた新規制基準に適合するため、全基が運転を停止。2024年11月に2号機が再稼働した。(宮城県女川町、石巻市)2号機の機器のトラブルについて、機器を通すための案内管接続部のナットが緩み、外れたことが原因だと発表した。原子炉を再び起動する時期については「再発防止策を講じ、準備ができ次第」と述べるにとどめた。

東北電力女川原発2号機、原子炉停止へ

 同じ形状のナットが227カ所にあり、点検を進める。営業運転開始は当初「12月ごろ」としていたが、時間的余裕を見込んでいたため、見通しに変更はないという。

 東北電によると、トラブルは...

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