
青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設原発から出た使用済み核燃料を、再処理するまで一時的に貯蔵する施設。日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)の稼働遅れで、電力各社は燃料保管先の確保を迫られ、原発敷地内での貯蔵施設整備などを進める。東京電力と日本原子力発電は共同出資で「リサイクル燃料貯蔵」を2005年に設立し、青森県むつ市に施設を建設した。金属製容器に入れた燃料を屋内で自然冷却する。建設済みの建屋1棟目に3千トン、増設予定の2棟目に2千トンを最長50年間保管する計画。を運営するリサイクル燃料貯蔵(RFS)は12月3日、2024年9月に東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。(新潟県)から燃料を受け入れた後初めて、内部を報道陣に公開した。施設は搬入後の最終検査を経て、11月6日に正式操業した。
燃料が置かれた貯蔵建屋は幅62メートル、奥行き131メートル、高さ28メートル。燃料は放射線の閉じ込めや遮蔽(しゃへい)機能がある高さ約5・4メートルの円柱状の金属製専用容器(キャスク)1基に入り、床にボルトで固定されている。
空気の自然対流で燃料を冷やしており、この日午後は建屋内の気温約5度に対し、燃料から出る熱でキャスク表面は約17度あった。...