種もみをお湯で殺菌する温湯消毒作業に取り組む組合員=阿賀野市金屋
種もみをお湯で殺菌する温湯消毒作業に取り組む組合員=阿賀野市金屋

 有機栽培が盛んな新潟県阿賀野市笹神地区で、JA新潟かがやきの組合員がコメの種もみをお湯で殺菌する「温湯消毒」を実施した。農薬を使わずに病原菌やカビを殺菌し苗の病気を防ぐ作業で、3月4日までに種もみ約45トンを消毒した。

 笹神地区では、慣行栽培と比べ農薬を5〜7割、化学肥料を5〜9割減らしたコメを栽培している。JAは毎年この時季に温湯消毒をしており、2025年は2月上旬に作業を始めた。

 組合員は、金屋にあるJAの倉庫で温湯消毒を実施。種もみを5キログラムずつネット袋に入れ、機械を使って60度の温水に約10分浸し殺菌した。

 JAささかみアグリセンター担当者の須田勇治さん(29)は「消毒の温度をし...

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