
東京電力柏崎刈羽原発の所員に訓示する稲垣武之所長=3月11日、同原発
東京電力福島第1原発事故から14年となった3月11日、東電柏崎刈羽原発では所員ら約100人が、東日本大震災が発生した午後2時46分に黙とうした。稲垣武之所長は訓示で「事故の可能性を極限まで低くし、万が一事故になっても確実に収束させて、地元に影響を与えないようにすることが最大の使命だ」と述べた。
稲垣所長は福島事故当時、福島第1原発の第1保全部長を務めていた。事故の教訓として、日頃から職場の信頼関係を構築することや、仕事の在り方で感じた疑問を解決する姿勢が求められると訓示。喫緊の課題として、増加している人身災害への対応を挙げ「現場を見ることを習慣化し、人身災害をどうやったら減らせるか、日頃から...
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