
柏崎刈羽原発7号機
新潟県長岡市の磯田達伸市長は3月12日の記者会見で、東京電力が柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。7号機のテロ対策施設故意に航空機を衝突させるテロ行為があった場合でも遠隔操作で原子炉を冷却できる設備などを備える。原発本体の工事計画が認可されてから5年間の設置猶予期間が設けられている。柏崎刈羽原発7号機の設置期限は2025年10月13日。の工期が遅れると、施設の完成予定の1カ月前に発表したことについて「発表が唐突に行われ、本当にどうなっているのかという思いはある」と苦言を呈した。
東電は2月27日、7号機のテロ対策施設の完成が2029年8月にずれ込むと発表した。当初は3月末までに完成するとしており、4年以上遅れることになる。
磯田市長は...
残り201文字(全文:429文字)