柏崎刈羽原発
柏崎刈羽原発

 東京電力は3月28日、2025年度の核燃料などの輸送計画を発表した。10〜12月に当初計画通り、新潟県の柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。4号機にある専門容器2基分の使用済み核燃料138体を、青森県むつ市のリサイクル燃料貯蔵(RFS)が運営する中間貯蔵施設に送る。同原発で出た低レベル放射性廃棄物のドラム缶1800本は、青森県六ケ所村の日本原燃に輸送する。

 東電は昨年9月、柏崎刈羽原発4号機の使用済み核燃料69体を専用容器1基で、中間貯蔵施設に国内で初めて搬出した。

 柏崎刈羽原発6号機で保管する使用済み核燃料を他の号機に移す「号機間輸送」については、同原発広報部が時期や数量、輸送先の号機とも未定とした上で「検討して...

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