介護医療院瀬波が設けた足湯「しおさい」。車いすを使う人も、そうでない人も一緒に楽しめる。観光客にも人気だという=村上市

 靴を脱いで膝から下をお湯に漬けるだけで、全身がぽかぽか。冷えやむくみ解消も期待できる。足湯は手軽な健康法として、すっかりおなじみの存在だ。温泉地数が全国3位の「温泉県」でもある新潟県は、足湯も多い。車いすでも利用できたり、寝そべって楽しめたり、夏場はあえて冷泉を楽しんだりと、変わり種もある。初夏のさわやかな風に吹かれながら、県内のユニークな足湯スポットを訪ねた。

(報道部・渡辺みなみ)

車いすのままゆったりと♪療養施設の“バリアフリー”足湯

村上市・介護医療院瀬波「しおさい」

 車いすユーザーも高齢者も観光客も楽しめる“バリアフリー”の足湯が村上市にある。

 県厚生連が運営する「介護医療院瀬波」の敷地の一角にある足湯「しおさい」は、車いすに乗ったままで安全に利用できる。取材に訪れた日は施...

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