
JAえちご中越(長岡市)が、大規模生産者の組合員とコメ卸・販売会社によるコメの「産地直接取引会」を始める。生産者側と業者側がそれぞれ希望額を入札、取引を仲介するJAは手数料を受け取る。生産者は年内に本精算できる上、これまでの委託販売より手取りを増やせる可能性がある。委託販売が主体の県内地域JAの中で初の取り組み。対象は2025年産米からで、初回は8日に行われる。
JAのコメ集荷をめぐって、小泉進次郎農相は委託販売ではなく直接買い取りへ転換するようJAに求めている。JAえちご中越によると、今回の販売方式は買い取り販売に該当するという。同JAは24年産米の集荷率低迷を受け、委託販売以外の手法を検...
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