
新潟市役所
新潟市の中原八一市長は30日の定例記者会見で、能登半島地震2024年1月1日午後4時10分ごろに発生した石川県能登地方を震源とする地震。逆断層型で、マグニチュード(M)7.6と推定される。石川県輪島市と志賀町で震度7を記録し、北海道から九州にかけて揺れを観測した。気象庁は大津波警報を発表し、沿岸部に津波が襲来した。を受けた液状化水分を多く含んだ砂質の地盤が、地震による強い揺れで液体のように流動化する現象。地表に水や砂が噴出したり、地盤が沈下したりする。土管やマンホールが浮き上がることもある。埋め立て地や干拓地など、緩い砂質で地下水位が高い場所で起こりやすい。条件を満たせば内陸でも発生する。1964年の新潟地震では橋や鉄筋コンクリートの建物といった大型構造物が崩れ、対策工法の開発が進むきっかけになった。阪神大震災や東日本大震災でも発生した。対策事業を巡り、経済的な理由で負担金の支払いが困難な人に対し、世帯年収の要件を設定するなどして負担軽減を図る方針を示した。土地所有者全員に求めるとしていた対策工事への同意については、例外を設けることを検討しているとした。
市は西、江南両区の一部で街区ごとに対策を検討。工事を実施するに当たり、街区内の全地権者の同意と1坪当たり5250円の負担を求めている。
会見で中原市長は、負担金の支払いが困難な場合、世帯年収の要件を設けることや、支払い方法を柔軟にすることで金銭的負担を緩和すると説明。水路や神社などの公共的用地は負担金の...
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