厚生環境委員会
新潟県議会９月定例会は７日、４常任委員会での審議を始めた。厚生環境委員会では、東京電力柏崎刈羽原発柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。１号機から７号機まで七つの原子炉がある。最も古い１号機は、１９８５年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約８２１万キロワット。発電された電気は主に関東方面に送られる。２０１２年３月に６号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。７号機は２０２０年に、６号機は２０２５年に全ての審査に「合格」した。７号機は２０２４年６月に技術的には再稼働できる状況が整った。で事故が起きた際の避難道路の整備に必要となる１千億円を超える見込みの予算について、県は「（負担を）国は確約していると認識している」との考えを初めて示した。
費用1000億円超規模の見込み、重大事故時の避難道整備で県試算
国と県は柏崎刈羽原発から６方向に逃げる避難道路を巡り、橋の耐震化やのり面対策、道路の拡幅などを協議している。６方向の避難道路に関して、全額国費で整備するとの方針は決まっているが、国が具体的にどの程度負担するのかは明らかにしていない。
国と県で優先的に整備することで合意した９０カ所について、...
残り1127文字（全文：1431文字）
