訓練を視察するデール・クライン委員長(左から2人目)=15日(代表撮影)
訓練を視察するデール・クライン委員長(左から2人目)=15日(代表撮影)

 東京電力が国内外の有識者を招いて設けた「原子力改革監視委員会」のデール・クライン委員長が15日、柏崎刈羽原発を視察した。重大事故に備えた緊急時対応訓練を視察し、東電が再稼働を目指す6号機について「運転をスムーズに行う能力がある」と評価した。

 監視委は、2011年の東電福島第1原発事故を受け、元米原子力規制委員会委員長のクライン氏らを招いて12年に組織された。

 6号機が10月に設備面では再稼働が可能な状態になったことを受け、クライン委員長は...

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