東京電力は16日夜、柏崎刈羽原発6号機で発電した電力の首都圏方面への本格的な送電を始めた。柏崎刈羽原発からの送電は2012年3月以来、約14年ぶり。まだ設備などの異常がないかを確認する調整段階だが、東電の電力供給網に一部復帰した格好。3月18日の営業運転移行を目指す。

 6号機は9日に原子炉を起動した。12日には原子炉内の中性子を測定し、核分裂反応の状況を把握するための装置が動かなくなるトラブルが発生。本格的な送電は予定した16日昼から半日ほど遅れて始まった。

東京電力柏崎刈羽原発6号機で、首都圏への送電開始作業をする運転員=16日

 東電は送電開始の様子を報道陣に公開した。16日午後10時、6号機を運転する「中央制御室」で、運転員が合図とともに操作盤にあるボタンを押して発電機を送電系統に接続した。運転員らは、表示パネル上にある発電機の出力を示す数値がゼロから徐々に上昇していくのを確認した。

本格的な送電が開始され、表示パネルの数字が徐々に上昇する=柏崎刈羽原発

 今後は...

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