最近はすっかり足が遠のいたが、以前は山歩きによく出かけていた。どっしりとした巨木や古そうな木を見つけると、しばらくたたずんで眺めてしまう。大きな木の陰で一休みすると、爽快な気持ちになった。
世界自然遺産の屋久島(鹿児島県)には、推定樹齢2千年を超えるといわれる「縄文杉」があり、県外の有名な巨木をいつかは訪ねてみたい。でも、遠出は時間もお金もかかり、なかなか難しい。そこで、住んでいる身近な新潟市内の樹木について調べてみた。
市内には推定樹齢1200年とされる「高森の大ケヤキ」(北区)をはじめ、国、県、市指定の天然記念物の樹木が37件ある。
ほかにも、幹回りの太さなどの基準を満たし、美観が優れて...
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