道の駅「あがの」の外観。五頭山をイメージした五つの屋根が特徴的だ=阿賀野市(本社小型無人機から、写真映像部・富山翼撮影)

 新緑の季節を迎え、ドライブに出かけるのが楽しい時季になった。合間に道の駅に立ち寄る人は多いのでは。

 道の駅は1993年、「鉄道のように休憩できる駅を道路にも」と、旧建設省(現国土交通省)が全国の103カ所を登録した。新潟県内で最初に登録されたのは、新発田市の「加治川」など8施設。現在は全国1204カ所にまで増え、新潟県内にはそのうち42カ所ある。全国で4番目に多い数だ。

 制度創設から今年で30年。休憩だけではなく、温泉や美術館など観光も楽しめるようになり、道の駅は通過点から旅の目的地に変わりつつある。実際、全国各地には遊びに出かけたくなる道の駅が次々と誕生している。

 新潟県内の道の駅には2022年に開業した「あがの」(阿賀野市)のほか、22年4月にリニューアルした「加治川」や改装したばかりの「国上」(燕市)など目新しい場所も。つい行ってみたくなる。

 近年、新規開業やリニューアルした県内の5カ所を巡ってみた。グルメや買い物など新たな魅力を紹介する。...

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