
木籠の住民や交流のある人らでにぎわった感謝祭=長岡市山古志東竹沢
中越地震で発生した土砂崩れで川がせき止められ、14戸が水没した新潟県長岡市山古志地域の木籠(こごも)集落で、震災から20年となった10月23日に、感謝祭が開かれた。津軽三味線の披露や芋汁の振る舞いがあり、住民や震災を機に縁を持った県内外の人が集まった。
木籠には水没した2棟が震災遺構として残り、復興資料館と直売所を兼ねた施設「郷見庵」がある。郷見庵で開かれた感謝祭では、住民らでつくる「山古志木籠ふるさと会」の松井吉幸会長(66)が「大勢の人に支えられ、この日を迎えられた」と感謝を述べた。
具だくさんの芋汁、千葉県のNPO法人が提供した生ハムの振る舞いがあり、訪れた人は手作りの温かさを味わいな...
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