重大事故が発生した際の被ばく線量のシミュレーションについて意見が上がった「地域の会」=1月8日、柏崎市荒浜
重大事故が発生した際の被ばく線量のシミュレーションについて意見が上がった「地域の会」=1月8日、柏崎市荒浜

 東京電力柏崎刈羽原発の安全性を議論する「原発の透明性を確保する地域の会」の定例会が1月8日、新潟県柏崎市荒浜1の柏崎原子力広報センターで開かれた。県が独自に行う柏崎刈羽原発で重大事故が起きた際の被ばく線量のシミュレーションや、柏崎刈羽原発で相次いでいる作業事故について意見を交わした。

 新潟県は、原子力規制委員会が2024年9月に公表した仮想の原発で事故が発生した際のシミュレーション結果を参考に、柏崎刈羽原発の出力や気象条件を当てはめることにしている。規制委は、東電福島第1原発事故を受けて強化した重大事故対策が機能する前提でシミュレーションをしており、県も同様の条件となる。

 本間保委員は「安全...

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